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「どこでもヨットレース(e-yacht)」はヨットレースをデータとして残し、ビジュアルに楽しみながらスキルアップを目的に開発したものです。レースを客観的に振り返ってみることができますのでコーチの指導のためのTOOLとしても、また選手自身の研究にも役立ててお使いいただけるものと思います。 本ソフトは目的に応じて一般に配布するレース観戦ソフト「e-yacht.exe」と、これを編集するためのソフト「e_editor.exe」があります。 |
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@防水対策----主にディンギーの場合----ビニール袋タイプとタッパータイプ GPSは防水構造ではありませんのでディンギーの場合は沈を前提に防水対策が不可欠です。また設置場所がスピンバッグ、シューターなどの場合は物がGPSに触れてGPSのボタンが無意識に操作されたりするのを防止する必要があります。 このような状況を考慮して ・ビニール袋タイプ---OP級の場合はスピンもなく物に触れる恐れもありませんので江ノ島では防水用のビニール袋(防水ジッパーのあるシップロック)に入れてマストステップ脇の下にガムテープで貼り付けて設置しています。 ・タッパーウエアタイプ---スピンのある艇ではクルーもおり無意識にGPSのボタンに触れたり物が当たることが考えられます。この目的で江ノ島では適当なサイズのタッパーウエアの中にスポンジを入れてGPSを保護したものをコクピットのポケット、スピンシューターなどに入れております。 ![]() A搭載位置など ----なるべく艇の中央が好ましい @現在ソフトでは「GPSの位置=艇の中心」で描画するようにしてあります。通常は全艇のGPS搭載位置はクラスにより大体統一できていますのでGPSの誤差を考慮すると相対的な位置関係は問題ありませんがマッチレースなど、シビアな位置関係を見たい場合、例えばJ24などでは「メインハッチの下」にガムテープで貼るなどクラスで統一したらより正確なものとなりましょう。 A艇のマテリアルがFRPの場合はどこに搭載しても受信状態が特に悪くなったことはありませんが電波の影響が考えられるカーボン艇、濡れたスピンの下になる可能性のある艇、金属艇などの場合は実験により電波の障害が起きにくい搭載位置を決めてください。 |
![]() 各ボタンを押しせばその機能のページが表示されます。 通常の編集プロセスは @(GPS track Download/Edit GPS trackボタン)出艇した全てのGPSデータをダウンロードする。 A(Compile Race Data) ソフトを動かすために表示すべき参加艇の艇名、スタート時刻、レース終了時刻、艇の長さ、などを入力します。 (これだけ入れればとりあえずヨットの航跡は見れます。「暫定データ保存→レース画面表示」ボタンでレース画面に進みます。)、 Bレース画面で航跡を見ながらマーク位置、ライン位置、コースの順序などを設定 C艇のコース(進路)画面を見ながら風向データを作成 D以上でレースシーンを見ることができるようになりますのでこれを配布するデータとして編集します。 Create Disribution File ボタンを押して配布したいデータを選択すればWEB配信用のフォルダー、CD-ROM焼付け用のフォルダー(自動立ち上げ)が作成されます。 以上で通常の編集作業は終了です。 さらに艇のクラス分けをしたり、ハンディキャップ修正時間でスクラッチレースにして見ることもできます。この方法はうら技編をご覧ください。 |
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GPSのデータが揃ったらいよいよ編集作業に入ります。下図のグリーンの枠内を埋めれば取り敢えずレースシーンを見ることができ、以後はレース画面で編集します。 |
レース管理ファイル編集画面から「データ保存→レース表示」ボタンでレース画面が表示されたはずです。 以下はこの画面での編集方法を説明します。 ![]() 上記画面の右側にある「軌跡追尾」のチェックを外すとヨットの動きが停止して全航跡が表示され、編集モードとなります。(下図) この画面でマーク位置、ライン設定、コース設定、平均風向などを編集します。 ![]() (この画面では「左クリック」でクリックした場所を中心に縮尺が拡大します。「右クリック」でクリックした場所を中心に縮尺が小さくなりますので詳細な位置を確定してマークなどを設定できます。 @マーク設定 「Mark Pos Setting」にチェックを入れるとマーク位置設定モードとなり航跡画面を「Shift+左クリック」でマーク位置を設定します。航跡画面の縮尺は左クリックでクリックした場所を中心に拡大し、右クリックで縮小しますので適当な縮尺にしてマーク設定を行ってください。実際にはマーク、ラインの位置は潮流や風向によりかなり移動しますので必要に応じて第1上と第2上マークを別々に設定することもよくあります。 設定した順番に従って「MK1」「MK2」と番号がつきます。 一度設定したマークを取り消すにはマウスポインターをマーク位置にあわせて「Shift+右クリック」で消すことができます。 Aライン設定 「Line Pos Setting」にチェックを入れるとライン設定モードとなります。「Shift+左クリック」でラインの片端が設定され、他端で「Shift+左クリック」することによりラインが引かれます。ラインの場合も設定した順番に従って「Line1」「Line2」と番号がつきます。ゲートの場合もラインを使うことができます。 注意点としては特にスタートラインとフィニッシュラインは全艇がライン上を通過することを確認して注意深く設定してください。 一度設定したラインを取り消すにはマウスポインターをラインの端の位置にあわせて「Shift+右クリック」で消すことができます。 Bコース設定 マーク、ラインの設定が終了したらコース設定をします。コース設定とは、回航すべきマーク、通過すべきラインの順序を指定するもので、これによりソフト内部でレグ毎の帆走時間や帆走距離、速度などが計算されます。(コース設定をしていないとデータ解析をしません) 「Course Setting」にチェックを入れるとコース設定モードとなります。この状態で通過すべきマーク、回航すべきマークを順序に従って「Shift+左クリック」していきます。間違ったときは「Reset Course」ボタンでリセットし、再度コース設定を行います。 Cレース海域の表示方位決定(平均的な風上方位の決定) 通常のマーク回航レースでは風上を上に表示するとコース全体のイメージが明確になりますので表示方位を決定します。あとで説明する「風データ」がない場合はこの風向を元にセールの表示角度などが描画されます。 上図で「Mean Wind Direction」の数値を変更して表示方位を設定し、「Wind Direction OK」ボタンを押して決定します。 以上でこの画面での編集は終了です |
レース画面の右側にある「Page」フレームの「グラフ」を選択すると艇の進路と艇速を表示したグラフが出ます。(下図) ここでの作業は「風向グラフ」作成です。風の振れがほとんどない場合は風向グラフを作成しないでもあまり問題ありませんが風が振れるた場合は風向グラフを作成しておくとレイラインがどんどん変わっていき、コース取りによる優劣や勝敗の原因などが良くわかりますので作られることをお勧めします。 作成しない場合はこの項をスキップしてください。 ![]() 風向グラフ作成 @「編集モード」で風向グラフを開くとグラフ左上に「Make Wind Data」というチェックボックスが現れます。これにチェックを入れると「風データ作成モード」となります。 Aグラフ左側の「BCO & TWD」(BCO = Boat Course, TWD = True Wind Direction )のグラフには全艇のボートコースが現れます。レースがスタートするとポートとスターボードで比較的はっきりとコースが変化していくのを見ることができます。このポートとスターボードの中点をほぼ風向と見立てて風のグラフを手動で作成していきます。 B「風データ作成モード」の状態でグラフにマウスを移動するとマウスの左右とマウスの示す方位の裏針の線がマウスの移動に従って移動します。これらは左より「スターボード」「ポート」「風軸」を現します。(これらの線は編集時に設定した「レイラインUP」などのデータにより相対位置が決まります) ![]() この表示を頼りにスタート前の時刻からフィニッシュまでグラフをクリックしていくと「風データ」が出来上がります。 最後に「Save Wind Data」ボタンをクリックすると自動的に風グラフのファイルが作成されて登録され、同時に「風データ作成モード」から脱却します。 以上でレース画面、グラフ画面での一連の作業は終了です。 |
@編集メニューの画面で「Create Distribution File」ボタンを押すと配布ファイル作成画面が出ます。(右図) A配布ファイルに同梱するレース管理ファイル名を「配布レースファイル選択」枠をクリックしていくと選択されたファイルのリストがその下の配布ファイルリストに表示されます。 B同ソフトを(鑑賞する人が)起動した時に最初に現れるレース名を配布ファイルリストから選択します。 Chelpを添付する場合はチェックを入れます。 以上で「OK(配布ファイル作成)」ボタンを押してフォルダー名を指定すれば「Distribution」フォルダーの中に指定したフォルダー名で作成されます。この中には一群のレース表示に必要なGPSファイルやレース管理ファイル、風データなどが整理されて配置されます。
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うら技を使うにはRaceAdminの中にある管理ファイル(例えば「HDH2009_ct.txt」のようなテキストファイル)を直接開いて編集します。 (本編集ソフトにはうら技を編集する機能はありませんのでNotePadなどで開いて編集します) 通常使えるうら技の主な機能は ・クラス分け:例えばクルーザーの場合は艇のサイズ、適用ルール別けによりいくつかのクラスに分かれている場合があります。これをクラス分けしておくことによりある特定のクラスだけをクローズアップして見たい場合などには簡単に分別できます。 ・修正時間によるレース:クルーザーの場合には艇の順位は修正時間により計算されます。編集することによりGPSで採取したデータを時間修正係数により修正してあたかもスクラッチレースのように見ることができます。 ・起動画面(ソフトの表紙)のカスタマイズ ・航海計器で取った風向風速データの利用 などです。ここで一度レース管理ファイルをNotePad(メモ帳)などのソフトで開くと右のような表になっています。 この表の上から順番にその意味を書いていきますと。 --------------------------------------- T1,**** :タイトル1が書かれています。 T2,**** :タイトル2が書かれています。 MG,-6.9 :磁気偏差の値が入っています。(-6.9は西偏6.9度) LG, 10 :艇の長さ(この場合は平均10m) ST, 2008/01/20 10:00:00 :スタート時刻(日本の標準時刻) FT, 2008/01/20 11:05:00 :レース終了時刻(日本の標準時刻) TD, 9 :UTCに対する時差(日本は9時間) NU, 1 :北が上(Nort Up)を指定。(風向が上の時は書かなくてもOK) CT,1 :時間修正モードで起動するように指定します。 CLSSEP,1 :クラス分けすることを宣言します。 CLSN,PACIFIC :クラス名をPACIFIC、以下の2艇がこのクラスます。 BN, 20080120hawks.DTR, HAWKS, .86 (BNはBoatNameを示すタグ,GPSファイル名、表示する艇名、その次にコンマ+時間修正係数を入れます。(以下同様) BN, 20080120lions.DTR, LIONS, 1 CLSN,CENTRAL :以下の2艇をCENTRALクラスと指定します。 BN, 20080120giants.DTR, GIANTS, .98 BN, 20080120tigersII.DTR, TIGERS, .8 MAP, 5239 :添付される地図名です(自動的に指定されます) LL, 45,160 :レイラインはUP=45度、DN=160です BT, 3 :スタート前の表示時間は3分です PS, 20 ,5 :スタート後のPlaySpeedを20倍,スタート前は5倍としています。 AT,DH09results.pdf :添付資料のファイル名が書いてあります。 NU, 1 レース海面をノースアップ(北が上)で表示 WF,セパ対抗ヨットレース_wind.csv :風向のデータファイル名 WD, 20 :平均風向(地図表示方位) MK,2110.18406416971,8375.80869193222 :マーク1の位置 MK,2108.46866674878,8376.30928629252 :マーク2の位置 LN,2109.98100592091,8376.47317447958,2110.07905516867,8376.58245508555 :ライン1の位置 LN,2110.03431534028,8376.2701138504,2110.14117582986,8376.34046056205 :ライン2の位置 CRS,L1,MK1,MK2,MK1,L2 :コースの順序 (L1からスタートし、MK1,MK2,MK1を回ってL2でフィニッシュ。 ---------------------------------------------- (以上でRaceAdminファイルの意味することが大体ご理解いただけたものと思います。これを整理して) (クラス分けのやり方) @ CLSSEP,1 をボートリスト以前の行に入れます。 A ボートリストの前に 「CLSN + カンマ + クラス名」を書きます。 以上で航跡画面のボートリストがクラス別に表示されます。 (時間修正モードにするやりかた) @ 「CT、1」を入れて時間修正モードで起動することを宣言します。 A BN(BoatName)欄にはGPSファイル名、艇名の次にカンマ区切りで時間修正係数を入れます。 以上で時間修正モードなどの設定ができます。 (時間修正係数だけ入れてTCF,1を入れない場合はブラウザ上でCTモードにチェックを入れるとCTモードに入れ替わります) (起動画面のカスタマイズ) @表紙にしたいjpgファイルに「Cover.jpg」という名前をつけて本ソフトの「RaceAdmin」フォルダーにコピーするだけで以後配布ファイル作成時に自動的にこれが添付されて起動時の表紙となります。画像のサイズをあまり大きくすると画面のサイズの小さなノートパソコンなどでははみ出しますので横700ピクセル以下、縦480ピクセル以下程度がお勧めです。 (航海計器で取った風向風速データの利用) クルーザーの場合はB&Gなどの航海計器を積んだ艇で取った風向のデータを利用することもできます。特にオーバーナイトなどの長距離レースではレース中に風向が大きく変わるので時々のレースコンディションが見て取れるので臨場感が増します。 データのフォーマットは下記のようなものを(日時 時刻、風速、風向)をテキストデータとして保存します。ある1艇で取った風データをレース海面全域の代表として採用するわけですからあまり細かな、例えば秒単位のデータは好ましくありません。例えば5分毎とか10分毎などに平均化されたもののほうが大きな流れ/変化を表現できると思います。 DATE TIME, TWS,TWD 2008/01/20 9:59:02,12,8 2008/01/20 10:08:57,13,15 2008/01/20 10:19:42,15,22 2008/01/20 10:31:21,14,27 2008/01/20 10:40:58,11,48 2008/01/20 10:55:24,16,61 2008/01/20 10:56:35,17,61 このファイル(例えばPeal2008_wind.csv)をWINDDATフォルダーに入れてReceAdminのファイルに WF, Perl2012_wind.csv と書けば風のデータとして採用されます。 |
![]() ![]() cover.jpgの例 |